色々描き散らしてます
Posted by 椎名健太郎 - 2010.09.06,Mon
最近自分の手の内を晒していますが、その理由のひとつに、尊敬している作家さんらが自身のHPでプロジェクトファイルや素材の入手先などを明記しておられるというのがあります
普通この業界はベーシックの部分はあまり出さない、というか出したがらないものなんですが、その点ちょっとななめ上を向いた情報発信をしておられるのを見てかっこいいなあと思ったので、自分もその方法論を実践してみよう! という感じです
描いてみた動画もありますし、近年ではUSTの配信や企業さんによるチュートリアルもありますよね
そういった状況を見ると、一部のものづくり業界では、ミクロな部分で情報の共有化が進んでいるような気がします 良い流れです
映像界では、誰の影響を受けたとか、あの作品をリスペクトしてますといった、作り手側が先駆者さんのメンツを汚さぬ所作というか、インスパイアされたソースを明示するような趨勢を、ここ最近特に顕著に感じています
一方イラスト界ではまだあまり浸透していないようで、他人の作品にインスパイアされることを恥ずかしいと思う意識がどこかしら残っているような気がします 両者を比べるつもりはもちろんありません でも、情報共有という点では映像クラスタに見習う点は多くあると思うのが正直なところです
とはいえ、「創作」「オリジナル」という言葉が持つ魔力もありますよね
創作と言うと1からすべて自分の頭の中で創造したものというイメージがありますが、そんなことはまず不可能です 誰もがみんな誰かの影響を必ず受ける、創作ってそういうものです
そのあたりを真摯に受け入れることができれば、技術共有という意味での情報発信をする作家さんが増えてくるかもしれませんね それは閉塞気味なイラスト界全体の底上げにもつながると思います
誰かの影響を受けるというのは、表現は悪いですがパクリやトレースと近しいニュアンスを持たれることがあるので、描き手としてはタブーでもあって、突かれると結構イタイ(笑 俺も以前はそう思っていました
ですが、学ぶという語源がそうであるように、その作家さんや作品が好きでそれを目指しているからこそ影響を受けるんですよね 根底には愛があるわけです
次第に自分のレベルが上がってくると、それを認めたい自分と、プライドや体裁が対立してきます これは絵描きにとっては苦しい葛藤で、乗り越えるためには自分自身と正面から向き合わないといけません
近年は描き手の回転率が非常に高く、イラストが大量消費される時代で、現状相対的にイラストの単価は下がりつつあります
(業界そのものに色々問題があるような気もしますが… 別にケンカ売ってるわけじゃありませんよ? 笑)
そういう中だからこそ、今そういった描き手の技術じゃない部分が問われてるような気がします
なぜ絵を描くのか、絵上手くなってそこからどうするのか、みなさんちゃんと自分なりの答え持ってますか?
動機や背景は人それぞれだと思いますが、それは葛藤を乗り越えてはじめて出てくるものだと思います 俺はそこにオリジナリティというのものがあるんだと思いますよ
そういう誠実なふるまいというか、お互いがお互いを尊敬しあうような、気持ちの良いものづくりをして損をしない土壌を作っていきたいものですね
今ネットは匿名の時代からパーソナリティの時代になりつつありますし、積極的にコンペや飲み会などを開いておられる方も多数いらっしゃいます 実は俺もこの前機会があってお話させていただいたりもしました
そういった方々のお話を聞くと、あーやっぱり絵ってイデオロギーなんだなあ・って思いましたね~ 彼らは作品そのものが人生の一部になってます すがすがしくて、見ててとても気持ちが良い あと、羨ましい! 笑
イラスト界にもその流れは確実に入ってきてるわけですから、ちょっと周囲に目を向けてみると新しい発見があるかもしれませんね
描いてみた動画もありますし、近年ではUSTの配信や企業さんによるチュートリアルもありますよね
そういった状況を見ると、一部のものづくり業界では、ミクロな部分で情報の共有化が進んでいるような気がします 良い流れです
映像界では、誰の影響を受けたとか、あの作品をリスペクトしてますといった、作り手側が先駆者さんのメンツを汚さぬ所作というか、インスパイアされたソースを明示するような趨勢を、ここ最近特に顕著に感じています
一方イラスト界ではまだあまり浸透していないようで、他人の作品にインスパイアされることを恥ずかしいと思う意識がどこかしら残っているような気がします 両者を比べるつもりはもちろんありません でも、情報共有という点では映像クラスタに見習う点は多くあると思うのが正直なところです
とはいえ、「創作」「オリジナル」という言葉が持つ魔力もありますよね
創作と言うと1からすべて自分の頭の中で創造したものというイメージがありますが、そんなことはまず不可能です 誰もがみんな誰かの影響を必ず受ける、創作ってそういうものです
そのあたりを真摯に受け入れることができれば、技術共有という意味での情報発信をする作家さんが増えてくるかもしれませんね それは閉塞気味なイラスト界全体の底上げにもつながると思います
誰かの影響を受けるというのは、表現は悪いですがパクリやトレースと近しいニュアンスを持たれることがあるので、描き手としてはタブーでもあって、突かれると結構イタイ(笑 俺も以前はそう思っていました
ですが、学ぶという語源がそうであるように、その作家さんや作品が好きでそれを目指しているからこそ影響を受けるんですよね 根底には愛があるわけです
次第に自分のレベルが上がってくると、それを認めたい自分と、プライドや体裁が対立してきます これは絵描きにとっては苦しい葛藤で、乗り越えるためには自分自身と正面から向き合わないといけません
近年は描き手の回転率が非常に高く、イラストが大量消費される時代で、現状相対的にイラストの単価は下がりつつあります
(業界そのものに色々問題があるような気もしますが… 別にケンカ売ってるわけじゃありませんよ? 笑)
そういう中だからこそ、今そういった描き手の技術じゃない部分が問われてるような気がします
なぜ絵を描くのか、絵上手くなってそこからどうするのか、みなさんちゃんと自分なりの答え持ってますか?
動機や背景は人それぞれだと思いますが、それは葛藤を乗り越えてはじめて出てくるものだと思います 俺はそこにオリジナリティというのものがあるんだと思いますよ
そういう誠実なふるまいというか、お互いがお互いを尊敬しあうような、気持ちの良いものづくりをして損をしない土壌を作っていきたいものですね
今ネットは匿名の時代からパーソナリティの時代になりつつありますし、積極的にコンペや飲み会などを開いておられる方も多数いらっしゃいます 実は俺もこの前機会があってお話させていただいたりもしました
そういった方々のお話を聞くと、あーやっぱり絵ってイデオロギーなんだなあ・って思いましたね~ 彼らは作品そのものが人生の一部になってます すがすがしくて、見ててとても気持ちが良い あと、羨ましい! 笑
イラスト界にもその流れは確実に入ってきてるわけですから、ちょっと周囲に目を向けてみると新しい発見があるかもしれませんね
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プロフィール
HN:
椎名健太郎
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性別:
男性
趣味:
絵・園芸・言語・文学など
自己紹介:
フリーのイラストレーター
作業環境:Windows, マウス, PhotoShop, AfterEffects, Vegas, Blender
原画はコピック、アクリル、色鉛筆、トーンからベタまで
+お仕事関係+++
絵仕事のご依頼・ご相談は下記のメールアドレスまでお願い致します
siina.kentarou★jcom.home.ne.jp
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